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身体のケアと筋膜について

”ムーブメントを伴った筋膜へのアプローチ(上肢編)”
という勉強会に参加してきました。

筋膜とは体の内側にある薄い膜で、頭から足まで連結しながら全身を覆っているものです。分かりやすく例えるならば、スピードスケートの選手が着ている『ボディスーツ』が筋膜で、それが体の中に入っているのです。

一般に体をケアする時、固くなった筋肉や疲れている筋肉を意識し、その部位に対して直接的な事をします。

首にコリや不調があれば、首に対してストレッチを行ったり、マッサージを行ったり、必要があれば矯正(ボキボキ)をかけます。

ただ私は施術者(カイロプラクティック)として他人や自分自身の体の不調を長い事見つめてきましたが、直接気になる部位にアプローチする事では完全にとりきれない不調も多く、それは『筋膜』が強く関係していると意識するようになりました。

筋膜はストレス、長時間の同じ姿勢、様々な要因で部分的に固くなり柔軟性を失います。

もし自分が着ているボディスーツの一部を(例えば脇腹部分)をわざと全く柔軟性がでない素材にしたら、そこにつっぱった不快さを感じるだけではなく、体を動かした時に脇腹の固さのせいで首や肩などが変に引っ張られ、首、肩にも違和感がでます。

何が言いたいのかというと、首や肩に不調があった時に、本当の原因が首、肩にあるのではなく、実際は遠い部位(脇腹)の固さが原因ならば、アプローチすべきは首、肩ではなく脇腹という事になります。

筋膜には『身体を支える』といった大きな役割があります。一部の筋膜に不調が起こるとそれが遠い部位にも影響をして身体の形(姿勢)をも変えてもいきます。
身体が本来ある姿勢を失えば、当然骨格や筋肉にも影響し身体が不調を起こします。

実際には筋膜はもっともっと複雑な走行をしながら全身を覆っていて、なかなか奥深いところがあり大変おもしろい組織のうちの1つです。

人生かけてゆっくり自分の体をパーフェクトにしていきたいものです。


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